2008.8.7
阿久悠さん
こんにちは。SGラボ 前田 徹哉です。
先日、日本テレビで放映された「阿久悠物語」というドラマを見ました。
作詞した曲が5000曲にも及ぶというから驚きです。私が子どもの頃は、まさにあの歌もこの歌も阿久悠さんの作詞といった状況でしたからね……。
ドラマのなかでピンクレディーをどう売り出すかというシーンがあったのですが、「ペッパー警部」はピンクパンサーのクルーゾー警部から、「ウォンテッド」はリクルート事件から、また「サウスポー」は王選手のホームラン世界記録達成からといった具合に、時代のさまざまな要素を取り入れながら、あのユニークな世界を作り上げていたというエピソードがありました。
阿久悠さんがすこし遅く生まれていたら、物凄いゲームクリエイターになっていたかもしれません。
我々のものづくりにおいても時代がどのように動いているのか、これから何が来るのか、何は終わってしまっているのか等々、さまざまなアンテナを張り巡らせて情報を摂取していくことが必要です。昭和が産んだ大作詞家に学ぶところは大です。
ドラマの終盤で「言葉で訴えかけることが少なくなり、歌い手自らが英語まじりの意味のわからない作詞をして歌うことが増えてきている」といった表現で嘆くくだりがあるのですが……。いい悪いは別にして、阿久悠さん全盛の時代から音楽に変化が起きていることは事実だと思います。
阿久悠さんの大ヒット作の曲名をふたつくっつけたナンセンスなタイトルをもってデビューしながらも、その後は国民的な人気を博することになったあのバンドが今年をもって休業宣言……天国からどのような思いでご覧になられているのでしょうか。

