前田徹哉の日々徒然:SGラボ代表取締役の前田徹哉が語る連載コーナーです。

2008.7.31

友、遠方より来る

 こんにちは。SGラボ 前田 徹哉です。

 重なるものですね……。

 ここ最近、懐かしい方にお会いする機会が増えています。仕事のご縁で20数年ぶりに会った方、数年ほど音信不通だったのに突然連絡があった友人、某職場で一緒だった方からの久しぶりのお誘い……。

「多忙という名の怠慢」にかこつけて、さまざまな方々に失礼をしてしまうことも少なくなかったのですが、ここのところ何故か旧知の方々との再会が目白押しです。

 中学、高校、大学から前々職、前職等々、それぞれの時期には毎日会っていた方々なのに、さまざまな事情からそれぞれ別の道を歩むために離れていく……。そこでまた新しいコミュニティが生まれて現在に至っているわけですが、縁のある方とはさまざまな場面で再会の機会があるものですね。

「人にも歴史あり」という感じで意外な方が意外な仕事をされていたり、以前のお付き合いからは想像もつかなかったようなビジネスの機会が生まれたりもしています。

 その場その場で失礼をしてしまった方も数多いと思いますが、巡り巡っていろいろなところでアドバイスいただいたり、助けていただいたり……。

 生かされていることに謙虚にならねばいけないなあと思う、今日この頃です。

 ここのところ何だかそういう流れだと思いますので、いろいろな方々にお会いする機会を少し増やしてみようと思っております。

2008.7.24

夏の匂い

 こんにちは。SGラボ 前田 徹哉です。

 デジタルゲームは視覚、聴覚にとどまらず、触覚を活用します。この部分はシリアスゲームが目指している「感情に訴える」「強く記憶に残す」という効果発揮の重要な一助となっています。

 人間の五感には、他にも「味覚」「嗅覚」といったものがあるわけですが、この二感も「感情に訴えかける」「強く記憶に残る」に大きく貢献していると思います。

 このごろ、夏特有の匂いを嗅ぐ機会が増えてきました。

 匂いを嗅ぐと、頭の片隅で眠っていたさまざまな記憶が甦ってきます。

 先日夕方、蚊取り線香を脇に置いてちょっとした野良作業をしたんですが、幼少の頃草むしりをしながら蚊にさされまくった日のことを思い出しました。

 先日嗅いだ花火の匂いでもありましたね……学生時代に酒を飲みながら仲間と騒いだたわいもないできごとが、ふと頭をよぎりました。

 それと……。これが結構好きな匂いだったりするんですが……。我が家の玄関にはカブトムシが10数匹おり、夜遅く帰ってドアを開けると、カブトムシのあの匂いが「プーン」とするわけです。

 虫が嫌いな方には「なんのこっちゃ??」という感じでしょうが……水槽(をカスタマイズした彼らの巣箱)から一匹取り出し、鼻を近づけてくんくんと嗅いでしまいました。この匂いを嗅ぐと、こどもの頃のほろ苦い思い出がいろいろと甦ってくるんですね。これが私の夏休みの匂いです。

「嗅覚」に訴えるデジタルゲーム、どこかでチャレンジしてみたいなあ。

2008.7.17

朝三暮四

 こんにちは。SGラボ 前田 徹哉です。 

 またまた日経流通新聞からの引用で恐縮ですが、7月16日の2面の「1000人の家計簿」というコラムに「サマータイム」についてのアンケートが掲載されていました。

 サマータイム導入に「反対」は35.5%と、「賛成」は18.2%という結果だったそうです。

 さまざまなサイトを見てみましたが、OECD加盟の先進30か国では、サマータイム制未導入は日本、韓国、アイスランドだけらしいです。

 ご存知の方も多いと思いますが、サマータイム制とは、夏の日照時間の長い間ほぼ半年間、通常より時刻を一時間だけ前にずらして生活しようという制度です。日本でも進駐軍の施政下、1948年から1951年の間に実施されていたとのことですが、残業が増える、生活リズムが狂うなどといった理由から廃止された経緯があるそうです。

 明るい時間に仕事が終わると、余暇時間が拡大する、消費の拡大につながるといった論点もあるようですが……。

 私の個人的な意見としては、「本当か???」といった感じです。

 推進派の方々はサマータイム導入のメリットを省エネと温暖化ガスの抑制を御旗に掲げているようですが、効果に対してはさまざまな学者が疑問視しているようです。

 経済界からはオフィスの電気代の削減につながるといった声もあるようですが、早く帰って家で冷房つけてれば省エネ効果という観点ではこの辺りの効果も疑問です。

 1時間早く始まって、1時間早く終わる……これって朝三暮四じゃあないのかな?

 効果も不明確で、かつデメリットの方がいろいろ見えているのもかかわらず、「地球環境のため」といったような誰も反対できないスローガンを掲げて進めてしまっていることに対し、何だか作為的なものを感じてしまうのは私だけでしょうか?

 環境への負荷の削減という部分は別にして、余暇の拡大等により皆様の生活が豊かになるのであれば我々としては大歓迎ですが……何か本質的な議論ではないような気がします。

2008.7.12

もう言いたくないんですけど……『USでは』って……

 こんにちは。SGラボ 前田 徹哉です。 

 6月23日のESA(Entertainment Software Association)によるニュースリリース記事に目が留まりました。
早速、弊社のJujuMomさんに訳していただきました。概要は以下のとおりです。

 「企業でのビデオゲーム技術の利用の増加」

 全米の70%の主要企業が、ゲームのようなシミュレーションを含むインタラクティブコンピュータートレーニングを従業員向けに導入していることが、本日リリースされたエンターテインメント・ソフトウェア・アソシエーション(ESA)の最新調査で判明した。また、75%以上の企業や非営利団体が3年から5年以内にゲームベースのトレーニング導入を計画しており、更に現在未だ導入していない企業の3/4以上(78%)が5年以内に導入を見込んでいる。

 すでに米国の主要企業で利用されているビデオゲームベースのトレーニングの用途は、主にコンプライアンストレーニング、特定の職場や職種のトレーニング、ITトレーニング、マネジメントトレーニング、カスタマートレーニングとのことです。

 教育、研修領域のほぼ全てといっていいくらいの範囲ですね。

 アンケート調査結果も出ておりますが、導入済みの企業のほとんどが導入後の結果について「非常に満足」と答えているとのことです。主なメリットとしては「コストの削減」「効果的で即効性のあるトレーニング」「均一で首尾一貫したトレーニングが全ての組織に実施可能」「従業員のトレーニング出欠管理の簡易化」等が挙げられています。

 また、3/4の企業のマネージャーは「従業員は従来のトレーニングよりゲームベースのトレーニングを好んでおり、便利で且つ独自のペースで学習ができることが特に魅力的」だと答えているとのことです。

 教育は教育を施す側のためにあるのではなく、教育を受ける側と企業や団体から価値を提供される顧客のためにある、と私は常々考えているわけですが、まさにその点を理解されている方々が多いのではないか、と思います。

「USでは……」

私が講演や営業にお伺いした際に何度も何度も使ってきた言葉ですが….この言葉を使わなくてもいい時代を一刻も早く創らなくてはいけません。

明らかに格差が広がっています。ゲームでの教育効果は「海の向こう」では完全なまでに「立証済み」です。

「海のこちら側」では……我々のやるべきことは山積みです。

2008.7.3

駅ダンジョン

 こんにちは。SGラボ 前田 徹哉です。 

 先日、初めて副都心線に乗り、明治神宮前から乗って渋谷駅で降りました。

 私と渋谷との付き合いは小学生だった時分、五島プラネタリウムやそこかしこの映画館に通っていた頃からです。
 そんなこともあって、渋谷の街の細部まで頭にインストールされていると自負しているわけですが……。

 地下ではあったものの、改札を抜けた瞬間から「ここはどこ? 私はだあれ?」状態です。思わずきょろきょろしてしまいました。まるで初めて来た、知らない場所に放り出されたような気分でしたね。従来より渋谷駅の地下はなかなかの「複雑怪奇度」ではありましたが、副都心線の駅の開業でますます「迷宮化」してしまったようです。

 そんなことを感じていたところ、7月2日の日経流通新聞のキーワードに「駅ダンジョン」なる言葉が取り上げられておりました。コラムによりますと副都心線の開通に伴い、ブログ界で「駅語り」が流行しているとのことでした。発端はあるブログに6月17日付けで掲載された「知られざる駅ダンジョンの世界」という一文だそうです。

 コラムに書かれていたとおり「駅ダンジョン」を検索すると……、いやいや、面白いものがいっぱい出てきました。

「渋谷駅のほかにも、新宿駅、東京駅などが難易度の高い駅ダンジョンとして有名」などといった書き込みを拝見しますと、思わず「なるほど」なんて感心してしまいます。例えば貸しきりの状態で、駅のこの構造を利用した消費者参加型企画なんてやったら面白いかもしれません。

 どこまでメジャーになるかわかりませんが、身近な迷宮「駅ダンジョン」の面白情報の追加を楽しみにしている次第です。